今日は、ある方からの質問の回答です。
> 構造に関して、実際は、杉、桧、どれがいいとか、どちらでも
いいとか教えていただけたらありがたいです。
と言うことですが、正直にいうと「どちらでもいい」と言うことです。
杉でもいいし桧でもいいということです。
材料や工法は何にしても一長一短あります。
100%完璧とはいかないものです。
ただ構造に関して言える事は、湿気で腐らせない事です。
そのためには、何が大切かと言うことを考えてください。
あなたにとって家を作る目的は何ですか?
そこを考えたら、どのような家にしたらいいのか
答えが出てくると思います。
今まで色々な人の家づくりをお手伝いしてきました。
その中でみなさん、家を作るのはなぜか?
それは、家族が健康で幸せに暮らすためという最終的な
目的があります。
健康に幸せに暮らすためには、極端な話し桧や杉の柱・
厚み30ミリの杉板・漆喰は何でもいいのです。
好きなのを選べば。
耐震にしても、耐震に配慮して建てるのはプロとして当たり前のことです。
通常の耐震対策でよければ、筋交いを選べばいいし
普通より頑丈に作りたいのであれば、筋交い+合板・モイスを選べば
いいだけの話です。
材料や工法は、建てる方の好みで選べばいいでしょう。
大切な事は他の所にあります。
以上ですが、構造や工法などはハードの部分です。
もっと施主にとっては大事な事があると私は思います。
構造や工法をしっかり考えるのは、業者の役目です。
家を建てるのは、最終目的ではありません。
本当の目的は、家族が幸せに暮らすことだと思います。
もし、建てる事が目的になっている方がいたらもう一度
家づくりの目的は何かと言うことを考えたらいかがでしょうか。