「注文住宅を建てたいけれどもどこに依頼すればいいんだろう。いざ依頼して、その会社が悪徳業やだったら嫌だな。」
このようにお悩みの方は多いと思います。
確かに、手抜き工事などをされたら嫌ですし心配になりますよね。
それを避けるためにも要注意な業者について知っておきましょう。
そうした業者をうまく回避できれば、良心的な業者に巡り合えるかもしれません。
■契約を急かす業者は要注意
注文住宅を建てる時にもしかすると契約を迫られる場合があるかもしれません。
「いやいや、早くに契約を迫られても、考えるべき項目がまとまっていない状態で契約を結ぶわけないでしょう。」と思いましたか?
しかし、実際にそのような場面に遭遇した時にはなかなか断りにくいかもしれません。
今までの経験で、ついつい人情に流されて面倒なことを押し付けられたことはありませんか?
このようなことは、注文住宅の営業でも起こる場合があります。
例え、
「その営業の方と馬が合っているから、もうそこに決めちゃおっかな。」
「すごく親切に説明していただいたような気がするし、断るのは申し訳ない。」
と感じていたとしても、簡単に契約を決めてはいけません。
万が一その業者が、契約を結ぶことしか考えていなかった場合、
「契約を一度結んでしまったのだから、ばれないように雑な工事をしても良いだろう。」
「契約を結んだらこっちのもの、相場よりも高い額を請求してやれ。」
と思われ、損をすることになりかねません。
多少苦しい思いをするかもしれませんが、契約を迫る業者には慎重な態度を取るのが賢明だと思われます。
しっかりと話を聴き、その会社の注文住宅に関する情熱や知識は本物か見定めるようにしてください。
■口約束を文章にしようとしない
契約の前に打ち合わせをしている段階で、「この設備、お安くしますよ!」や「壁紙のグレードを無料で上げますよ!」と言われるかもしれません。
それ自体は良いのですが、こうした口約束を文章化したがらない素振りを見せる業者には要注意です。
後から「あれ?結局ここのグレードが上がっていないのでは?」と感じて指摘しても「いえいえ、グレードを上げるだなんて言っていませんよ。」と逃げられ、「言った。」「言ってない。」の水掛け論になりかねません。
水掛け論になると家を依頼する人も会社も面倒に巻き込まれますから、普通の業者なら何も言わなくとも約束を文章にしてくれます。
逆に、文章化したがらない業者は水掛け論になった時に主張を押し通そうと企んでいる恐れがあります。
こうした業者は避けた方が無難かもしれません。
■いいことしか言わない業者は何か隠している可能性が!?
注文住宅の方に説明を受けている時、時に「たどたどしくて分かりにくいなあ。」
と感じることがあるかもしれません。
確かに、説明がたどたどしくて要領を得ない場合はその人の注文住宅に関する知識が不足していることが疑われます。
会社全体のレベルが低いためにそうなっていることも疑われますので、注意が必要です。
しかし、これは個人の能力によるところも多いでしょうし、良心的な業者である可能性もあります。
それよりも用心したほうがいいのが、良いことしか言わない業者です。
多くの物事には良い面と悪い面があります。
例えば、吹き抜けはオシャレですが一階の臭いが二階にも蔓延するというデメリットもあります。
そのため悪いことを一切言わないのは、もしかすると、何か重大なことを隠しているからかもしれません。
騙されていないか注意を払うようにしてください。
■打ち合わせが気まずい業者は合わないかもしれない
住宅業者によっては、打ち合わせの度に話が続かず、気まずい沈黙が訪れるところがあるかもしれません。
いくらその会社の説明が親身で丁寧でも、もしかするとあまり満足のいく家が建てられないかもしれません。
というのも、注文住宅では多くのことを決断しないといけないからです。
担当者とフィーリングが合うと比較的スムーズに自信をもって決断を進めることができますし、もし迷った時には満足のいく助言がもらえるのではないでしょうか。
逆に馬が合わず、自信満々の決断をしても芳しくないリアクションをされたら注文住宅に関する不安が募るのではないでしょうか。
会話を心地よく進められるかどうかはフィーリングが合うかどうか判断するための一つの基準となりえます。
必ずしもあまり馬の合わない業者が駄目とは限りませんが、会わない可能性があることを念頭に置いた方が良いでしょう。